「バーベキューに必要な炭の量が分からない」という人は多くいます。今回の記事では、バーベキューに必要な炭の量と炭の種類を解説します。また、炭に火をつける方法や、バーベキューを成功させるコツもまとめています。
目次
バーベキューで必要な炭の量は「人数×500g~1kg」を目安に
バーベキューに必要な炭は、人数×500g〜1kg程度が目安です。ただし、これはあくまでも目安で、炭の種類により変わります。
例えば、オガ炭は1人500g〜1kgですが、マングローブ炭だと最低1kgは必要です。そのほか、人数以外の要因で余ったり足りなくなったりすることも想定しましょう。
※オガ炭
使う炭の量はバーベキューをする状況によって変わります。ここからは、バーベキューに必要な炭の量を人数・時間・コンロ状況の3つに分けて説明します。
人数で決める
バーベキューの炭について、1人あたりが使う量の目安を紹介します。以下はオガ炭を想定した量です。
● 大人1人あたり:500g~1kg程度
● 子ども1人あたり:250~660g程度
大人6人のバーベキュー(2時間程度)では、4〜6kgの炭が必要です。大人2人・子ども2人の家族4人でバーベキュー(2時間程度)であれば、2kgの炭があれば十分でしょう。
時間で決める
バーベキューの炭が燃焼する時間は、1kgでおよそ1〜2時間といわれています。上記の通り、1時間バーベキューをする際、炭の量は500~1kgが目安です。3時間なら、炭は1.5〜3kg用意しておくことをおススメします。
ただし、火力や炭の種類によっては、思っているより早く炭がなくなります。あくまでも目安として、少し多めに持っていくことをおすすめします。
コンロの大きさや台数で決める
4人用コンロ(45×30cm)が1台あたりに1時間で使う炭の量は2kgです。
コンロサイズイメージ
4人用コンロ1台で2時間のバーベキューをするとき、炭は4~6kgあれば十分足りるでしょう。6人用コンロ(65×45cm)であれば、2時間で6kgの炭が必要です。
加えて、バーベキューで使う炭の量は具材や料理にも影響を受けます。鶏肉や大きな肉など、長時間焼くものがある際は、炭の量は多めに用意をしましょう。
【人数別の目安】バーベキューに必要な炭の量
ここからは、バーベキューに必要となる具体的な炭の量を紹介します。以下の表はオガ炭を使用したときの目安の量です。家族構成や子どもの人数にあわせて炭の量を調整してください。
オガ炭は割と長持ちするので、2時間を想定した炭の量記載させて頂いております。
バーベキューで使用する炭の種類
バーベキューで使える炭には、大きく分けて黒炭・白炭・マングローブ炭・成形炭の4種類があります。ここからはそれぞれの特徴を解説します。炭を買うときの参考にしてください。
黒炭(木炭)・切炭|初心者向き
黒炭とは、クヌギやナラなどの木材から作られた炭です。
火がつきやすく、火力をコントロールしやすい点が特徴です。価格がリーズナブルなため、バーベーキュー初心者の方でも安心して使用できます。もちろん、経験者にも向いています。
おすすめの黒炭は「岩手切炭」です。切炭とは使いやすい大きさにあらかじめ切ってある炭です。
岩手切炭は、少し高価ですが、火がつきやすく少しの量で高い火力を出せます。そのほか、煙が上がりにくい、長持ちするなどのメリットもあります。
価格と性能におけるコストパフォーマンスに優れた炭といえます。
白炭(備長炭)|持続時間が長い
白炭は、木を800度以上の木材質を炭化したものです。
他の炭より高価で、燃焼しにくい特徴があります。その分一度火がついたら長持ちするため、高い火力を出せ、食材をパリッと焼き上げられます。煙が発生しにくく、料理屋で使われていることが多くあります。
白炭をうまく扱うにはコツが必要であり、経験者や火つけに慣れた人に適しています。上記のような物であれば、細かくアメリカングリルにも使用しやすいと思います。
マングローブ炭|最も安価
ホームセンターで手に入りやすい炭は、マングローブ炭です。火がつきやすく、安価で買えます。燃焼時間は短く、短時間や少人数のバーベキューに適しています。長時間使いたいときは、こまめに継ぎ足さなければなりません。
煙や匂いが出やすい炭であり、バーベキューの場所によっては不向きな可能性があります。自宅の庭でバーベキューをする際は、他の炭を検討しましょう。
成形炭・オガ炭|加圧して成形された炭
成形炭とは、人工的に加圧して成形された炭です。形が揃っていて、爆ぜにくい点が特徴です。
「オガ炭」はおがくずを成形して作られた炭で、煙が出にくく場所を問わずにバーベキューを楽しめます。おがくず100%で作られていて、不快なにおいが発生しにくい点も特徴です。
おすすめのオガ炭は「松葉備長炭」です。一般的なレジャー用の炭と比べると火のつきにくいといえますが、燃焼時間が長いというメリットがあります。白炭よりも安価であるところも魅力です。
初心者でも簡単!バーベキューで炭に火を着ける方法
バーベキューでは最初の火つけが重要です。ここからは、初心者でも簡単に火をつけられる方法を詳しく解説します。
①用意するもの
●炭
●着火剤
●バーナー(ライター)
●耐火グローブ(軍手)
●うちわ(火吹き棒)
●新聞紙
●アルミホイル
●トング
着火剤は必須ではありませんが、あると手早く火を起こせます。また、強い火力のあるバーナーは火起こしに向いています。耐火グローブは熱さや火の粉対策として用意しましょう。うちわか火吹き棒があると、より火付けがしやすくなります。
②下準備
炭を組む前に、コンロの底にアルミホイルを敷いておきましょう。油はねや焦げを防ぎ、片付けがぐっと楽になります。
着火剤をアルミホイルの上に置き、その周りにねじった新聞紙を立てます。着火剤がないときは新聞紙だけで行いましょう。
③炭を組む
小さい炭を着火剤や新聞紙に立てかけるようにして組みます。組むときは、空気の通り道をつくりましょう。大きい炭は、三角形や8の字のかたちで囲みます。
組み終わったら、着火剤や新聞紙にバーナーで火をつけます。空気を送り込みながら、炭に火が回るまで待ちましょう。
炭火バーベキューのコツ
炭火バーベキューを最大限に活かすコツを3つ紹介します。
①網と炭の位置を調整する
網と炭の距離は、10cmほど離れている状態が理想です。網の位置や炭の配置は適宜調整しましょう。ただし、網と炭の最適な距離はコンロの種類や大きさにより変わります。
また、炭はコンロの半分を埋める程度にすると、中火程度の火力を安定して保てます。
②火力の違うゾーンを使い分ける
炭の配置を調節して火力の違う場所をつくると、料理がしやすくなります。強火・中火・弱火のゾーンに分けましょう。
中火のゾーンで具材を焼き、弱火のゾーンはじっくりと火を入れる調理や保温をします。焦げ目をつけたいときやパリッと仕上げたいときは、強火のゾーンが最適です。
備長炭でなければ、この焼き目は出ないので備長炭かもしくは硬めのオガ炭をご使用ください。
③天候や環境を考慮する
バーべキューを行う際は、その日の天気や場所のコンディションの把握が欠かせません。例えば、海の近くや風の強い日はグリルに蓄熱されないので、火力も同時に下がります。
グリルからの温度が下がると、焼ける温度も下がってきます。なので、グリル(特に七輪)の周りに風除けなどを置くと火力を保つ事ができます。
まとめ
今回の記事は、バーベキューで必要な炭の量や炭の種類、火をつけるコツを紹介しました。バーベキューで使う炭には、さまざまな種類があります。バーベキューに必要な炭の量を把握し、適切な炭を選ぶことで、バーベキューを成功させられるでしょう。
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